先日、新しく知り合いになった高名な行政書士の先生から「日系4世受け入れサポーター(無償のボランティア活動)」の登録を薦められました。私はすぐにその制度を調べ、制度の目的に賛同し、そのサポーターに登録させていただきました。すると、翌日に早速、海外日系人協会の社員の方からサポーター就任の要請の連絡が来ました。そこでは、日系四世の方のお名前と国籍を教えていただきました。その後、協会の社員の方がその日系四世の方へ私の名前とメールアドレスを教えて、連絡を取り合うことになりました。すぐに、日系四世の方から私にメールをいただき、私はその日系四世の方にメールでこれからの事について簡単に説明をさせていただきました。
今後、ボランティアでその方の支援ができることや、実際にお会いしてサポートさせていただくのを今から楽しみにしています。その方の母国語や母国の文化も教えていただくなどの素敵な文化交流ができたらいいと思います。
さて、実際に私がするそのサポーターとしての具体的な支援は、
①「在留資格認定証明書交付申請書」を入管に代理申請する。
②「在留資格認定証明書」を日系四世の方に送る。
③日系四世の方が日本に入国した後、日本語の習得や日本での生活のサポートをする。
④2ヶ月に1回は面談か電話をして、生活の様子を聞き、適宜支援する。(3年間)
⑤在留資格の更新に必要な「報告書」を作成する。
です。
以下は、『日系四世受入れサポーターの方への手引き(出入国在留管理庁 令和5年12月28日改訂)』の中に記載されていたこの制度の背景や目的です。よろしければお読みください。
1 「日系四世の更なる受入れ制度」創設の背景
これまで日本は、海外に移り住んだ日本人の子孫である、いわゆる日系人の方の入国については、原則として、日系三世の方(日本人の方の孫に当たる方)までの入国を認めてきました。
しかしながら、日系人の方々が多く住む海外の日系社会からは、これまで日本への入国が原則として認められていなかった日系四世の方々に対しても、日系三世の方々と同様に、日本を訪れることができるようにしてほしいとい
う声が寄せられていました。
また、日系四世の方々の中には、自らのひいおじいさんやひいおばあさんの祖国である日本に対して強い憧れを持ち日本を訪れてみたいという思いを持つ方々もいらっしゃいます。
こうした状況を受け、これまで以上に日系四世の方々が我が国を訪れ、日本文化などを学ぶことができるよう、法務省で「日系四世の更なる受入れ制度」が創設することになりました。
2 「日系四世の更なる受入れ制度」の目的と概要
この制度の目的は、我が国において日本文化を習得する活動等を行っていただく機会を設けることを通じて、日本と海外の日系社会との架け橋となる日系四世の方々を育成することを目的としています。
この制度で入国する日系四世の方は、最長5年間、日本での在留が認められます。また、日本文化等を習得する活動を行っていることを前提として、就労することも認められます。
他方で、本制度を使って日系四世の方々が日本に入国・在留するためには、一定の要件を満たす必要があるほか、通算3年間の日本在留中は、日系四世の方々の支援を無償で行う「日系四世受入れサポーター」がいることが求められます。
日系社会との結び付きを強める架け橋としての活動が期待されることを考慮し、「定住者」の在留資格への変更が認められます。